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社会不安障害の私が初めて心療内科へ行った話。

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こんにちは、働きたくない母です。本日も皆様お疲れ様です! 

 

今回は、会食恐怖症に悩んでいた私が、初めて心療内科へ行こうと決意したときのお話。同じ病気で悩んでいる人、病院へ行く勇気の出ない人のお役に立てれば幸いです。

 

会食恐怖症とは?
社会不安障害(SAD)のひとつです。

 

社会不安障害とは

人前で恥をかくことを極端に恐れて、不安症状(吐き気、めまい、冷や汗、ふるえなど)がでてしまいます。それを避けようとして、集団から孤立したり、会社、学校へ行けない、引きこもりなど日常生活に支障が出ている状況です。思春期に起こりやすいと言われています。実際私も、小学校6年生から症状を感じていました。

私が社会不安障害になったきっかけはこちら↓

hatarakitakunai-haha.hatenablog.com

さて、短大時代のことです。保育士の免許取得の為に「施設実習」が必須でした。児童養護施設乳児院のどちらかに実習へ行きます。私は児童養護施設に泊まり込みの実習が決まりました。これが初めての長期の実習です。

 

実習施設が決まってからは毎日吐き気、めまい、冷や汗との戦いでした。
「子どもたちの前で吐いてしまったらどうしよう」
「食事を残すわけにはいかない…」
予期不安で気がおかしくなりそうでした。施設実習を断ってしまいたい。しかし、断れば資格は取れません。絶対に夢をあきらめたくありませんでした。悩みに悩んだ結果、施設の実習担当の先生に、電話で病気のことを話すことにしました。

 

「今度、実習でおせわになるものです。少しお時間よろしいでしょうか…」

 

「あー!はいはい!どうしたの?」

 

私は、自分の病気のことを話しました。母にさえ、このことを話したことがありませんでしたので、どんな反応をされるだろうか…と心配で吐き気がします。到底理解してもらえないだろうと、人に病気のことを話せずにいました。

 

実習先の先生は事情をよくわかってくれました。実習中も子どもと一緒に食事をとれなければ別室で一人で食べてもよいと配慮までしてくれることになったのです。これで実習に専念できると安心しました。お礼を言って電話を切ります。

 

その数十分後、学校から連絡がありました。実習担当の先生からでした。

 

「話は聞いたよ。なんで先に相談してくれなかったんだい?」

 

実習先の先生から電話がきたとのことでした。なるべく人に病気のことを話したくなかったので、少しショックでした。しかし、実習先としたら、黙っている訳にはいきませんよね…

 

「すみませんでした…」

 

「言ってくれたら負担がないように配慮できたのに…。ところで、病院は行ってるのかな?」

 

「病院…行ってません。」

 

心療内科には何度か行こうと思いましたが、「未成年は保護者同伴」が原則なので、どうしても勇気がでませんでした。

 

「辛かったら、心療内科を受診してみたらいいと思うよ。今後も何回も実習があるし、相談してみた方がいいんじゃないかな。」

 

この一言がきっかけで、心療内科へ行ってみようと決心しました。先生の言う通り、実習の度につらい症状を味わうのも、実習先に相談するのも、もう嫌です。就職してからのことも考えると、受診するべきだと思いました。

 

当時私は19歳でした。もう少しで20歳でしたが、それまでは待てません。どうにか、一人で受診できる病院はないかと探しました。すると、未成年の受診について注意事項がかかれていない心療内科を見つけました。親には後でバレるでしょうが、とりあえず一人で受診したかったので、ダメもとで電話で確認してみます。

 

「未成年は保護者の同伴が必要ですか?どうしても一人で受診したいんです。」

 

「今おいくつですか?」

 

「19です。」

 

「わかりました。大丈夫ですよ!」

 

なんと、了承してくれたのです。さて、ここから病院へ行く日まで、持ち物を何度も確認し、病院へのルートも何度も歩きました。新しいことをするときにも、不安症状がでてしまうのです。できるだけ落ち着いて行けるよう、頭の中で診察室での対応を思い浮かべます。当日は自分の症状をうまく話せる自信がなかったので、社会不安障害の本を持っていきました。

持参したのはこちらです。本屋さんで探して、唯一置いていたものです。

 

シュミレーション通り、当日は病院へ行けました。落ち着いた雰囲気の病院です。受付を済ませると、まずは問診票を記入します。言葉でうまく説明できないと思ったので、困っていることを全部そこに記入しました。いよいよ、私の名前が呼ばれ診察室へ入ります。男性の先生でした。ちなみにこの先生には今後もお世話になるのですが、後々うまくいかなくなります…笑

 

「今日はどうされましたか。」

 

「あの、緊張して吐き気がするんです…」

 

と自分の症状を話しました。想像通り、緊張してうまく話せなかったので持参した本を見せます。

 

「あー、恐怖症ね。気を大きく持ちなさい。まぁいっか、で終われるようにしましょう。じゃあ、お薬だしますね。」

 

思っていたより、あっさり終わりました。所要時間5分ほどです。もっと根掘り葉掘り聞かれ、薬もすぐにだしてもらえないと思っていたので拍子抜けしてしまいました。ほっとして、疲れがどっと押し寄せます。この日処方されたのが、レキソタン5㎎でした。一日三回の摂取です。3年間ほど、この薬を飲み続けることになります。

 

薬を処方されたことで「お守り」をもらったような気持ちになりました。効果があるかはわからないけれど、これを飲めば大丈夫と、少し気持ちが楽になりました。また、病気のことを誰にも話していなかったので、話せる場所ができたのも救いでした。

 

この薬を飲みながら施設実習へ行きました。薬の効果があったのか、赤ちゃんと一緒になら少量の食事をとることができたのです。(おそらく、言葉を話せないので残しても何も言わないとわかっていたからだと思います。)私にとって大きな自信となりました。信じられないぐらい嬉しかったです。勇気を出して病院に行ってよかった…そう思いました。

 

施設実習が終わり、実習担当の先生にこう言われました。

 

「病気のことは詳しくわからないけど、あなたは、責任感が強すぎる。なんでも一人で解決しようとしなくていいの。今回のあなたの実習態度を見て、一人で抱え込みすぎることが病気の原因なんじゃないかと思ったの。頑張るのも大事だけど、人に頼ること、チームワークもこの仕事は大事。」

 

2週間しかお世話にならなかったのに、こんなに私のことを理解しようと努力してくれたのかと涙が出ました。病気のことを客観的にみてもらったのは初めてでした。カミングアウトするのは勇気がいりましたが、わかろうとしてくれた先生のおかげで「人に話しても大丈夫」と自信になりました。

 

恐らく、社会不安障害の方にとって病院に行くのはハードルが高いと思います。新しい場所へ飛び込むのは緊張しますし、先生と一対一で話さなければならないのも不安になります。予期不安に襲われて断念してしまう方もいると思います。未成年の方は私と同じように、カミングアウトできないので病院を諦めている方も多いのではないでしょうか。でも、こうして病院に行けたことで私は人生が変わりました。薬を飲んでも症状はでますが、マシにはなります。薬があるから、と友達と遊びに行けるようになりました。もっと早くに病院へ行っていれば、と後悔しています。

 

とはいえ、私も短大の先生の後押しがなければ行けませんでした。きっかけがないと勇気がでません。もし、これを読んでくれているのであれば、ぜひ病院へ行ってみてください。完治までは15年かかりましたが、病院へいってからは4年ほどで外食もできるようになり、普通に生活を送れるようになりました。早いほうがいいです。

 

このブログが後押しになればいいなぁ…と思います。

 

 

お付き合いいただきありがとうございました!またお会いしましょう。

 

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