こんにちは、元幼稚園教諭の働きたくない母です。
皆様お疲れ様です!
今日は、お子様が複数人いる保護者の方に向けての記事です。私の個人的な意見ですが、少しでも考えていただけると幸いです。子育てに正解はありませんので、あくまでひとつの考えとして受け止めてください。
好きでお姉ちゃん、お兄ちゃんになったのではない
ただ、生まれるのが早かっただけでお姉ちゃん、お兄ちゃんになります。これは子どもが選択できることではありません。姉、兄である前に一人の人間です。個人としてみてあげて欲しいのです。乳児、幼児、小学生ぐらいまでは年齢で出来ることの差があり、ある程度年上が我慢しなければならないこともあるのはわかります。が、大人がそれを頭ごなしに強要してしまうと、子どもは大変窮屈な思いをしてしまうのではないでしょうか。自ら「この子(下の子)はまだ幼いからわからないよね」と思えるよう導いてあげるのが大人の役目かと思います。
年上だから怒られる
最近、テレビをみてもやもやしたことがありました。弟(2歳ぐらい?)が、ただ近くで遊んでいただけのお姉ちゃん(4歳ぐらい?)にイラついた様子でブロックを投げたので、お姉ちゃんもブロックを投げ返しました。すると、全てを見ていたお父さんが下の子を抱きしめ、守りながら「お姉ちゃんなんだから危ないことがわかるでしょう!やめなさい!」とお姉ちゃんを叱り、下の子には一切叱りませんでした。始めに手を出したのは弟なのに。案の定、お姉ちゃんは泣きながら隣の部屋へ行ってしまい、弟は勝ち誇った顔をしていました。できれば、平等な態度をとってあげて欲しいと思いました。
恐らく、お父さんは弟に「だめ」と言ってもわからないと思っているのでしょう。または、話の通じない弟の扱い方がわからないのかもしれません。しかし、子どもを侮ってはいけません。ちゃんと伝わります。全て理解できなくても、注意すれば「何かいつもと様子が違う」と11ヶ月の息子にも伝わります。
明らかに弟が悪いのに、毎回姉を叱っているとどうなるでしょうか。弟は「何をしても大人は僕を守ってくれる」と自分が気に入らないと姉を叩いたり、物をぶつけたりするでしょう。また、姉(人)に罪を擦り付けても平気になります。大人がそうしているのですから。姉は「なんで私ばかり怒られるの?私は悪い子なの?弟ばかり守られて、私は愛されていないのだ」と自己肯定感が低くなり、自信を無くします。テレビでみた姉弟はまさにそうなっているように見えました。恐らく日常的にこういうことがあり、今回ブロックを投げたのも父親が守ってくれるとわかっての行為だと、私は感じました。
幼い時期なので「お姉ちゃんだから」と言っても平気に思うのかもしれません。想像してみてください。これが20歳と22歳の争いだとしたら?「年上なんだから我慢しなさい」とは言えませんよね。もう大人で出来ることの差がないから、と言えるかもしれません。でも、子ども達にとっては年の差なんて関係ないのです。子ども達は、年齢が違っても同じ人間として相手をみているのです。
私が思う理想の対応
子どもがケンカをしたときは大人は平等な態度をとらなければなりません。年齢は関係なく客観的にみてどちらが悪いかを考えて仲裁しなければ、「上の子」達は、どんどん精神的に追い詰められていきます。そして、よくよく話を聞いてあげてください。もし、対応がわからなければ素直に子どもにそう言ってしまえばいいと思います。「弟が悪いのはわかっているけど、話が通じないからお父さんどうしたらいいかわからないよ」と。姉はもう、話が理解できる年齢ですから、一緒に考えるはずです。大人も完ぺきではないことがわかり、子どもにとっても良い経験となります。
上記のケースの場合、私ならこんな声掛けをします。弟には「ブロックを投げるのは危険なことだ」と伝え「なぜ投げたのか、どうしたかったのか」と尋ねます。2歳ぐらいなのでちゃんとした返答はないと思いますが、こういった経験をすることで「話をすれば聞いてくれる、何かしたいときは話をすればいい」と学んでいきます。姉は恐らくブロックを投げ返すことは悪いことだとわかっていると思うので、嫌だった気持ちに共感したうえで「ブロックを投げ返すのはどうか?」と問います。「弟はなぜブロックを投げてしまったのか。ブロックを投げられたとき、どうすればよかったのか」を一緒に考えます。こうすることで恐らく「まだ言葉でうまく言えないから投げてきたと思う。危ないって教えてあげる」などの答えが返ってくると思います。(幼稚園ではこの方法でうまくいきますが、家庭でこんなにうまくいくかはわかりません笑)頭ごなしに怒らず、子どもに考えさせることが大切かと思います。
人生の先輩として
私たち大人も、子ども達より少し先に生まれただけの存在で、同じ人間です。子ども達に偉そうな態度をとってはいけません。これは、保育の学校でも散々教えられることです。まだ、何も知らない子ども達に「先輩」としてアドバイスするだけの存在であり、偉そうに指図したり、命令してはいけません。大人が「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい、譲りなさい」「お兄ちゃんなんだから、もっと弟に優しくしなさい、しっかりしなさい」というのはただの命令です。頭の固い上司に理不尽なことを言われて嫌な思いをしたことはありませんか?そうならないよう気を付けたいですよね。子どもが自ら考え、そうできるように導いてください。
最後に
個人的に、下の子に「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と上の子たちが呼ばれているのも気になります。素敵な名前があるのだから、名前で呼び合えばいいのになぁ…と感じています。
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」を使うことが全く禁止だとは思っていません。褒め言葉として使う分には問題ないと思っています。「さすがお兄ちゃん、お姉ちゃん!」と言われると嬉しくなる子がほとんどでしょう。
保護者にしてみたら、みんな平等に愛しているんだからと思うかもしれません。しかし、褒め言葉以外で「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから」と発言していると、子どもに愛は伝わりません。自分だけ愛されていないような気になってしまいます。愛情に飢えた子どもは、暴力的になったり、意欲が低下したりします。お兄ちゃんお姉ちゃんだからといって、プレッシャーをかけたり、我慢を強いることなく、一人の人間として、きょうだい平等に育ててあげて欲しいと願っています。よろしくお願いします。
偉そうに失礼しました。
お付き合いいただきありがとうございました!是非、読者登録よろしくお願いします!それでは、またお会いしましょう。
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