こんにちは、働きたくない母です。
本日も皆様お疲れ様です!
前回の続きです。
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こんな人が書いてます↓
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恋愛経験のなかった私は、
申し訳ないので、もらったネックスのお返しをしなければ…
と考えていました。
クリスマスも近いので、クリスマスプレゼントでも贈ろう!
高級品を頂いたので、高級品でお返ししようと考えました。(アホス)
そうして、ブランドのコインケースを購入し
Aさんとの食事の際、渡そうと決めました。
そんなことをしたら気を持たせてしまうともわからず。
女友達と同じ感覚で接していたのです。
そうして金曜日の晩。
終わらない仕事は土日に家で出来るようまとめ
Aさんに貰ったネックレスを付けて食事へ向かいました。
(我ながら思わせぶりが上手で書いていてぞわっとします…)
おしゃれな居酒屋の個室を予約してくれていました。
私は会食恐怖症なので、精神安定剤を飲んできています。
パニックは今のところなく落ち着いていますが、固形物は喉を通らないので
お酒を飲んでいました。
正直お酒は好きではないし、薬を飲んでいるときはアルコールは飲まないよう
主治医に言われていましたが、勧められると断れませんでした。
ちびちび飲みながら園での愚痴を聞いてもらいます。
「最近は死にたいと思ってますか?」
「思います。でもAさんが支えてくださっているので、なんとか…」
「それはよかったです。僕の話も聞いてもらえますか?」
「ぜひぜひ、私でよければ!」
Aさんの実家は自営業であること
最近まで婚約していたこと
実家の仕事を手伝ってほしいという条件が飲めず婚約破棄されたこと
悲しくて立ち直れないこと
こんなことを話してくれました。
Aさんが抱えてる悩みを打ち明けてくれたので恩返しのチャンスと思い、
一生懸命に励ましました。
そして
「これで元気がでるといいのですが。ネックレスのお返しにクリスマスプレゼントです!」
中身を見たAさんは
「僕が持っている物の中で一番高価ですよ…嬉しいです。使いますね。」
喜んでくれていたようでホッとしました。
そして、私の胸元をぼんやりみつめながら
「ネックレス、つけてくれたんですね…」
とそっとネックレスに触れました。
わ、どうしよう…嫌だな…
男性に距離を詰められるのが苦手だったので緊張してしまいます。
やめて欲しいな…
と思いましたが恩人のAさんの気分を害してはいけないと
何も言えず、そのまま固まっていました。
Aさんと目が合うとニコっとされました。
そんなに嬉しいのかな…?
鈍感な私はAさんの好意に気付きませんでした。
「あなたは、どんな男性が好きですか?」
「へ?」
「好きなタイプってあります?」
「んー…よくわからないですけど、優しい人ですかね。怒らなくて。」
「ふーん…」←多分俺のことだって思ったでしょうね
そこからAさんの質問攻めが始まりました。
過去に何人付き合ったか
何歳で結婚したいか
理想のデートなどなど…
過去に経験もなく、しかも今は仕事にいっぱいいっぱいで、
恋愛になんてまったく興味のなかった私は
わからないとか、知らないとばかり答えていました。
そうしているうちに、酔いが回ってきてしまい
目の前がグルグルと回り始めました。
精神安定剤を飲んでいることもあり、酔いがまわりやすいのです。
これはまずい…
「すみません、酔ってしまいました…休んでいいですか?」
私は机に突っ伏して目を閉じました。
「大丈夫ですか?お水もらいますね。」
ふわふわとして地に足がつかない感じ…
お酒は強い方で、こんなに酔ったのは初めてです。
疲れもあり、このまま寝てしまいたいと思いました。
「お水、きましたよ…」
Aさんが話しかけていますが、答えるのが億劫で黙っていました
すると…
「寝ちゃいましたか…?」
すん、すん…
匂いをかがれている…?
ぼんやりしていましたし、確信は持てなかったのですが
Aさんが私の頭や腕の匂いを嗅いでいるような気がしました。
ちゅ…
ん?頭にキスされたような…
おかしい、と思い顔を上げました。
(多分本当にされていた、と思います…多分…)
Aさんはニコニコしてこちらを見ていました。
「大丈夫ですか?お水飲んでください」
「ありがとうございます…」
気のせいかな…
Aさんは至って普通でした。
私の勘違い?
…そんなことするわけないか。
もし本当だったら怖いので、忘れようとしました。
しばらく休憩すると、歩ける程には回復しました。
「もう帰りましょうか。立てますか?」
そういってAさんは立ち上がりました。
私もよろけながら立ち上がり、後に続きます。
お会計はAさんがいつの間にか済ませてくれていました。
私はまたAさんに優しくされてばかりだ…と申し訳ない気持ちになりました。
「酔っているようですし、送りますよ」
「いえ、大丈夫です…」
「心配なんで、送らせてください。」
「……じゃあ駅までお願いします。」
ふらふら歩き始めようとすると
Aさんが私の手を握ってきました。
どうしていいかわかりません。
辞めて欲しいけど、振り払ったら失礼だろうか…
「あの……」
「どうしたんですか?」
「手が…こういうの慣れてなくって…」
ふぅん…とニヤニヤと私を眺め
耳元で
「もしかして、マリアさんですか?」
と尋ねてきました。
私はピンときたのですが、わかりづらいですよね…
説明すると、マリア様は男性の関与なしでイエス様を授かり、
処女であると言われています。
要するに男性経験がないんですか、と尋ねられているのです。
ちょうど幼稚園ではイエス様の生誕劇をやったところでしたので
私には言われている意味がなんとなく分かりました。
「え…」
何でそんなことを言うのか…
鈍感な私は好意から言われていると理解できず
手をつないだだけで動揺している幼い私をからかって
面白がられているだけだと思いました。
恥ずかしいのと、触れている手が気持ち悪いのとで黙っていると
「そういうことですか、可愛い。手をつなぐなんて普通ですよ、酔ってますし。」
「…」
私はそうは思わないから離してほしい…
下ネタも耐性がないので、どう返したらいいかもわからず
しかも経験がないのは本当ですし…何も言えない…
Aさんが手をつないで嬉しそうにしているのを見ると更に何も言い出せず。そうして駅に着きました。
ぱっと手を離すと
「では、もうここで大丈夫です。さようなら…」
急いで離れようとしました。
「ちょっと待って…」
そう言ってまた私の手をとると
「これ、嬉しかったです。そういうことだと思っていいんですよね?」
と、プレゼントの袋を目の高さまであげました。
「そういうことって…?」
どういうことか分かりませんでした。
「…やっぱり家まで送ります。」
嫌だな…
なんだか疲れたし、一人で寝たいよ…
しかし断れる訳もなく、家まで送ってくれることになったのです。
つづく
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